MVNOも大手携帯キャリアと同様に、もしもデータ通信量を使い切れなかった場合には家族間で通信量のシェアができるケースが多いため、格安SIMでも無駄なく通信量を使い切ることが可能です。人気のMVNOの一社であるLINEモバイルでは家族間でデータシェアができるのかについて確認をしていきましょう。
LINEモバイルはデータシェアはできないけど「データプレゼント」ができる
結論から言いますと、LINEモバイルでは同一名義で複数の回線を契約している場合や家族単位で契約している場合でも複数枚のSIMでのデータシェアは不可能となっています。しかしながらLINEモバイルではデータプレゼントというLINEモバイルのユーザー同士で通信量をあげたりもらったりできるサービスの利用ができるため、実質的にコレがデータシェアと同等の役割を果たしています。
データプレゼントはその名称からも分かるように契約している回線間で自由にデータ通信量をプレゼントしあえるサービスで、データのプレゼント先は必ずしも家族でなくても構わないという点に大きな特徴があります。
そのため別名義で契約をしている親しい友人や恋人ともデータのシェアができるのです。
LINEモバイルのデータプレゼントでは500MBから500MB刻みでデータのプレゼントが可能で、1回にプレゼントできる容量は最高で2.5GBとなっています。一ヶ月あたりにプレゼントできる上限はないので極端に言えば全てのデータ通信量をプレゼントすることも可能です。
なおデータのプレゼントの利用はLINEモバイルユーザーであれば誰でもできますが、事前にLINEモバイルの公式アカウントを友だちに設定する「LINEモバイルの契約者・利用者提携」の設定を済ませておく必要があるので、忘れずに手続きをしておきましょう。
データのプレゼントは便利なサービスではありますが、プレゼントでやり取りしたデータ通信量については翌月に繰越ができず、余ってしまった分については自然消滅してしまうので利用の際にはやや注意が必要です。
LINEモバイルは工夫して使えば、家族でも使いやすい格安スマホ
LINEモバイルは大手携帯キャリアのように家族割引サービスや家族間での自動のデータシェアサービス等こそありませんが、その分基本使用料が格安SIMの中でも最安水準ですし、全てのプランでLINEのアプリがカウントフリーとなっているので、スマートフォンでは主にLINEしか使っていないという人であれば絶対的にお得に利用ができます。
またLINEモバイルのコミュニケーションフリープランというプランを契約すれば、LINEの他にTwitterやFacebookやInstagramといった定番のSNSアプリもカウントフリーとなるのでデータ容量を気にせずにこれらのサービスを快適に利用することができます。
LINEモバイルはSNSをよく利用する人が契約することで高確率で通信費の削減ができるのです。
LINEモバイルでは自動のデータシェアサービスこそありませんが、手動でデータシェアができますし、通信量が分け合える相手はLINEモバイルユーザーであれば誰とでも分け合えるので上手に利用することで大手携帯キャリアなどよりも効率的に通信量を使い切ることができます。
